「本棚に入りきらない本が増えてしまった」
「読まない本もあるけれど、なかなか手放せない」
「本を整理したいのに、どこから始めればよいかわからない」
このように、本の整理に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
本は洋服や日用品と違い、知識や思い出が詰まっているため、簡単には手放しにくいものです。
そのため、無理に捨てようとすると、整理そのものが嫌になってしまうこともあります。
本を整理するときに大切なのは、たくさん処分することではありません。今の自分に
必要な本を選び、読みたいときにすぐ取り出せる状態を作ることが大切です。
この記事では、本を整理する基本的な手順から、捨てられない本の選び方、本棚の収納方法、
本を増やしすぎない仕組みまで、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
一度にすべて片付けようとせず、できそうなところから少しずつ始めてみましょう。
本を整理すると暮らしはどう変わる?

本を整理すると、本棚の見た目が整うだけでなく、
毎日の暮らしにもさまざまな変化が生まれます。
まずは、本を整理することで得られるメリットを確認してみましょう。
読みたい本をすぐ見つけられる
本が棚にぎゅうぎゅうに詰め込まれていたり、部屋のあちこちに置かれていたりすると、
読みたい本を探すだけでも時間がかかります。
ジャンルや使用目的に合わせて整理すれば、どこに何があるのかがわかりやすくなります。
「読みたいと思ったのに見つからない」という小さなストレスも減らせるでしょう。
部屋の圧迫感を減らせる
本は一冊ずつ見ると小さく感じますが、数が増えると想像以上に場所を取ります。
床や机の上に本が積み重なっていると、実際の部屋の広さよりも狭く感じることがあります。
本の量を見直して本棚に余白を作ると、部屋全体が明るく、すっきりとした印象になります。
掃除や片付けがしやすくなる
床や家具の上に本が置かれていると、掃除のたびに本を移動しなければなりません。
本の定位置を決めて床置きを減らすと、掃除機やフローリングワイパーも使いやすくなります。
片付けの手間が減ることで、きれいな状態も保ちやすくなるでしょう。
重複購入や無駄な出費を防げる
持っている本を把握できていないと、同じ本や似た内容の本を買ってしまうことがあります。
本棚を整理し、所有している本がわかる状態にしておけば、購入前に確認しやすくなります。
欲しい本を買う前に本棚を見直す習慣をつけることも、買いすぎを防ぐ方法のひとつです。
本を整理したい人によくある悩み
本を整理したいと思っていても、次のような悩みから作業を始められないことがあります。
- 本が多すぎて、どこから手をつければよいかわからない
- 読んでいない本を捨てるのがもったいない
- 思い出のある本を手放せない
- 本棚に入りきらず、床や机に積んでいる
- 整理しても、すぐに本が増えてしまう
このような悩みは珍しいものではありません。
本を無理に減らすのではなく、自分にとって
必要な本を選びやすい仕組みを作ることから始めてみましょう。
本を整理できない原因と捨てられない心理

本を整理できないのは、片付けが苦手だからとは限りません。
本に対する思いや、「手放したら困るかもしれない」という不安が、
判断を難しくしていることもあります。
「いつか読むかもしれない」と残してしまう
買ったまま読んでいない本を見ると、「時間ができたら読みたい」と考えることがあります。
もちろん、本当に読む予定があるなら残しても問題ありません。
ただし、何年も開いていない本が増えている場合は、今の自分が
本当に興味を持っているかを確認してみましょう。
「いつか」ではなく、「半年以内に読むか」と期限を具体的にすると判断しやすくなります。
高かった本を手放すのがもったいない
価格の高い本は、「せっかくお金を出して買ったのだから」と手放しにくくなります。
しかし、購入した金額と、現在その本が必要かどうかは別の問題です。
読まないまま収納スペースを圧迫しているなら、今後活用する可能性を基準に考えてみましょう。
売却できそうな本であれば、買取を利用する方法もあります。
思い出や人からもらった本を捨てられない
大切な人からもらった本や、学生時代に読んだ本には、内容だけでなく思い出も残っています。
そのため、一般的な実用書と同じ基準で判断する必要はありません。
思い出の本だけを入れる箱や棚を用意し、そこに収まる量を残す方法もあります。
本を残すことが負担にならないのであれば、無理に処分しなくても大丈夫です。
読んでいないことに罪悪感がある
買った本を読んでいないと、「最後まで読まなければならない」と感じることがあります。
けれども、本を購入したときと今とでは、興味や生活環境が変わっていることもあります。
今は読みたいと思えない本を持ち続けるより、
興味のある本を読みやすい状態にすることを優先してみましょう。
本が多すぎてどこから始めればよいかわからない
本の量が多いと、すべてを一度に出すだけでも大変です。
最初から本棚全体を整理しようとせず、「今日は一段だけ」「今日は漫画だけ」
というように範囲を小さく区切りましょう。
短時間で終わる範囲から始めると、途中で疲れにくくなります。
本を手放すことと知識を失うことを同じに考えている
本を処分すると、そこに書かれている知識まで失うように感じることがあります。
しかし、本を持っていることと、内容を活用できていることは同じではありません。
必要な情報をメモにまとめたり、読み返したいページを記録したりすることで、
本を手放しやすくなる場合もあります。
本を整理する前に準備すること

本の整理をスムーズに進めるには、いきなり本を捨て始めるのではなく、
作業前の準備を整えることが大切です。
本の冊数と保管場所を確認する
まずは、本がどこに置かれているかを確認します。
本棚だけでなく、机の上、ベッドの近く、クローゼット、収納ケースなども見てみましょう。
正確な冊数を数える必要はありません。「本棚三段分」「段ボール二箱分」など、
大まかな量を把握するだけでも十分です。
本棚の幅・高さ・奥行きを測る
収納用品を購入する予定がある場合は、本棚や収納スペースのサイズを測っておきます。
確認したいのは、次のような項目です。
- 本棚全体の幅
- 棚板の高さ
- 棚の奥行き
- 収納したい本の高さ
- 棚板一枚あたりの耐荷重
文庫本、漫画、雑誌、写真集ではサイズが異なるため、収納したい本に合うかを確認しましょう。
一度に整理する範囲と時間を決める
「今日は全部終わらせる」と考えると、作業の負担が大きくなります。
最初は15分から30分程度で終わる範囲がおすすめです。
一段だけ整理する、机に積んだ本だけを分類するなど、終わりが見える範囲を決めましょう。
紙袋・段ボール・収納ボックスを用意する
整理中は、本を分類するための入れ物があると便利です。
次のように分けておくと、作業が混乱しにくくなります。
- 残す本
- 売る本
- 譲る本
- 資源回収などに出す本
- 判断を保留する本
処分方法が決まっていない場合でも、まずは
「残す」「手放す」「保留」の3つに分ければ大丈夫です。
残す・手放す・保留の置き場所を作る
分類した本が混ざらないように、それぞれの置き場所を決めます。
紙袋や箱に付箋を貼り、分類名を書いておくとわかりやすくなります。
特に保留の本は、残す本の中に戻さず、別の場所にまとめておきましょう。
収納用品は本を選別してから購入する
本を整理する前に収納用品を買うと、必要以上に大きな本棚や
ケースを選んでしまうことがあります。
先に本の量を減らし、残った本の種類やサイズを確認してから収納用品を選びましょう。
収納を増やすことより、今の収納に無理なく収まる量を考えることが大切です。
本を整理する基本的な手順

準備ができたら、実際に本を整理していきましょう。
基本的には、集める、分ける、選ぶ、戻すという順番で進めます。
本を一か所に集めて全体量を把握する
整理する範囲にある本を、一度見える場所に出します。
ただし、本が大量にある場合は、すべてを一度に集めなくても構いません。
本棚一段分や一つのジャンルごとに進めると、部屋が本で埋まるのを防げます。
漫画・文庫・実用書などジャンル別に分ける
次に、本をジャンルごとに分けます。
例えば、次のように分類できます。
- 漫画・コミック
- 小説・文庫本
- 趣味の本
- 料理や暮らしの本
- 仕事や勉強の本
- 雑誌・写真集
- 絵本・児童書
分類方法に正解はありません。自分が探しやすい分け方を選びましょう。
残す・手放す・保留の3つに分類する
ジャンルごとに分けたら、一冊ずつ判断します。
すぐに決められる本は「残す」または「手放す」に分け、迷う本は保留にします。
すべてをその場で決めようとすると疲れてしまうため、
迷う本に時間をかけすぎないことも大切です。
よく読む本とほとんど読まない本を分ける
残す本の中でも、読む頻度によって分けてみましょう。
よく読む本は取り出しやすい場所へ、たまに読む本は上段や下段へ収納します。
読む頻度に合わせて配置すると、本棚が使いやすくなります。
保留の本には見直す期限を決める
保留の本をそのまま本棚に戻すと、再び判断しないまま残ってしまいます。
「3か月後」「半年後」など、見直す期限を決めましょう。
期限までに一度も読まなかった本は、手放す候補として考えやすくなります。
本棚を掃除してから必要な本を戻す
本を戻す前に、本棚のほこりを取り除きます。
棚板だけでなく、本棚の上や側面、壁との隙間も確認してみましょう。
汚れが落ちてから本を収納すると、整理後の本棚がよりすっきり見えます。
残す本と手放す本の判断基準

本を整理するときに最も迷いやすいのが、残す本と手放す本の判断です。
迷ったときは、今の生活でその本を使っているかを基準に考えてみましょう。
現在読んでいる本は残す
今読んでいる本や、近いうちに続きを読む予定の本は残します。
読みかけの本は一か所にまとめておくと、続きを読みやすくなります。
ただし、長期間開いていない場合は、今も読みたいと思っているかを見直してみましょう。
繰り返し読みたい本は残す
何度も読み返している本や、読むと気持ちが落ち着く本は、これからも大切にできる一冊です。
役に立つかどうかだけで判断する必要はありません。
自分にとって楽しみや安心につながる本も、残す価値があります。
仕事や勉強で使用する本は残す
現在の仕事や学習で使っている本は、取り出しやすい場所に残しましょう。
ただし、制度やデータ、機器の操作方法などを扱う本は、内容が古くなっていないか確認します。
最新情報が必要な分野では、現在も参考にできる内容かを見直すことが大切です。
情報が古くなった本は見直す
実用書やガイドブックは、時間がたつと内容が現在の状況に合わなくなることがあります。
特に、商品情報、料金、サービス内容、パソコンや
スマートフォンの操作方法などは変わりやすい分野です。
今後使う可能性が低いと感じたら、手放すことを検討してみましょう。
1年以上開いていない本は必要性を考える
一年以上読んでいないからといって、必ず処分する必要はありません。
ただし、手放すか迷ったときのひとつの目安にはなります。
これから読み返したいのか、持っているだけで満足しているのかを考えてみましょう。
同じ内容の本や重複している本を減らす
似たテーマの本が何冊もある場合は、最もわかりやすい本や、よく使う本を選びます。
同じ本を二冊持っていることもあるため、タイトルだけでなく内容も確認してみましょう。
必要な本を厳選することで、本棚に余白を作りやすくなります。
絶版や入手困難な本は慎重に判断する
現在販売されていない本や、再び入手するのが難しい本は、
急いで手放さないほうがよい場合があります。
迷う場合は、すぐに処分せず保留にしておきましょう。
中古市場での価値だけでなく、自分がもう一度読みたいかという視点も大切です。
インターネットや電子書籍で代用できるか考える
必要な情報が電子書籍や公式サイトなどで確認できる場合は、紙の本を残す必要があるか考えてみましょう。
ただし、紙のほうが読みやすい、書き込みをしたいなど、使いやすさには個人差があります。
紙とデジタルを無理にどちらか一方へ統一する必要はありません。
捨てにくい本・未読本・思い出の本を整理するコツ

未読本や思い出の本は、一般的な本より判断に時間がかかります。
無理に手放そうとせず、種類に合わせて整理方法を変えてみましょう。
未読本や積ん読の上限を決める
未読本は、専用の棚一段や収納ボックス一つ分など、置ける量の上限を決めます。
上限を超えたら、新しい本を買う前に一冊見直すルールにすると増えすぎを防げます。
読みかけの本を一か所にまとめる
読みかけの本が部屋のあちこちにあると、存在を忘れやすくなります。
ベッドの近くやデスク横など、読書をする場所の近くにまとめましょう。
目に入りやすい場所に置くことで、続きも読みやすくなります。
「買ったから読まなければ」という考えを手放す
購入した本を最後まで読めなかったとしても、失敗とは限りません。
少し読んで自分には合わないとわかったことも、一つの気づきです。
今後読む予定がないのであれば、必要としている人に譲ることも考えてみましょう。
思い出の本は専用スペースを決める
思い出の本は、他の本とは分けて保管する方法がおすすめです。
専用の棚やボックスを一つ用意し、そこに収まる量を残します。
スペースの上限が決まっていると、特に大切な本を選びやすくなります。
表紙や必要なページを写真に残す
本そのものを保管しなくても、表紙や好きなページを写真で残す方法があります。
思い出を記録として残せるため、手放す不安を軽くできることがあります。
ただし、書籍の内容を大量に撮影したり、公開したりする場合は、著作権などへの配慮が
必要です。個人で思い出を振り返る範囲にとどめましょう。
プレゼントでもらった本は感謝と所有を分けて考える
人からもらった本は、手放すと相手に申し訳ないように感じることがあります。
しかし、贈ってくれた気持ちへの感謝と、その本を持ち続けることは別に考えてもよいでしょう。
十分に楽しんだ本や、今の自分には合わなくなった本は、感謝して手放す方法もあります。
子どものころの本や記念誌は無理に処分しない
思い出の強い本は、整理を始めたばかりの時期に判断しないほうがよいことがあります。
まずは明らかに不要な本から整理し、判断に慣れてから見直しましょう。
迷いが強い場合は、そのまま残しても構いません。
手放す本の処分・買取・電子化の方法

手放すと決めた本は、状態や冊数に合わせて方法を選びましょう。
整理後すぐに本を移動させると、部屋が再び散らかりにくくなります。
古本店やリサイクルショップで売る
店舗へ直接持ち込む方法は、少量の本をすぐ手放したいときに便利です。
その場で査定が終わることが多く、売れなかった本を持ち帰るか処分するかも判断できます。
店舗によって取り扱う本や査定基準が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
宅配買取サービスを利用する
大量の本を店舗まで運ぶのが難しい場合は、宅配買取を利用する方法があります。
箱に詰めて発送できるため、自宅で手続きを進めやすいのが特徴です。
送料、査定後の返送料、買取できない本の扱いなど、利用条件を確認してから申し込みましょう。
フリマアプリで販売する
人気の本やシリーズ物は、フリマアプリで販売できることがあります。
自分で価格を決められる一方、撮影、説明文の作成、梱包、発送などの作業が必要です。
手間をかけずに整理したい場合は、買取サービスのほうが合うこともあります。
図書館や施設へ寄付する
図書館、学校、地域施設などで寄付を受け付けている場合があります。
ただし、すべての本を受け入れているとは限りません。
寄付を考えている場合は、募集している本の種類や状態、受付方法を事前に確認しましょう。
資源ごみや古紙回収に出す
売却や寄付が難しい本は、地域の分別ルールに従って処分します。
本は古紙として回収されることが多いですが、自治体や
回収方法によって扱いが異なる場合があります。
お住まいの地域の案内を確認してから出しましょう。
名前や書き込みがある本の処分に注意する
教科書、参考書、仕事用の資料などには、名前や住所、連絡先が書かれていることがあります。
手放す前にページを確認し、個人情報がある場合は見えないように処理しましょう。
付箋やメモが挟まっていないかも確認しておくと安心です。
電子書籍に切り替えて保管スペースを減らす
繰り返し読む本が電子書籍で販売されている場合は、紙の本から切り替える方法もあります。
スマートフォンやタブレットで読めるため、収納スペースを使わないことがメリットです。
ただし、同じ本を買い直す必要があるため、費用や読みやすさを考えて判断しましょう。
自分で本を電子化するときの注意点
紙の本をスキャンしてデータとして保管する方法もあります。
ただし、裁断が必要になることや、作業に時間がかかることがあります。
また、電子化したデータの利用や共有については、著作権に配慮する必要があります。
個人で利用する場合でも、利用するサービスや方法の条件をよく確認しましょう。
本棚を使いやすく整える収納ルール

本棚は、ただ本が入ればよいというものではありません。
探しやすさ、戻しやすさ、安全性を考えて配置することで、
整理された状態を保ちやすくなります。
ジャンル別にまとめて収納する
小説、漫画、仕事の本、趣味の本など、ジャンルごとにまとめます。
分類を細かくしすぎると戻すのが面倒になるため、自分が迷わない程度の分け方で十分です。
よく読む本は目線から腰の高さに置く
よく使う本は、立ったまま、または椅子に座ったまま取りやすい高さに置きましょう。
毎回しゃがんだり、踏み台を使ったりする場所に置くと、読む機会が減りやすくなります。
重い本や大型本は下段に置く
写真集、辞典、大型の雑誌などは重量があります。
高い場所に収納すると取り出しにくく、落下したときの危険もあります。
重い本は本棚の下段に置き、本棚全体の重心を低くしましょう。
本の高さや背表紙をそろえる
同じ高さの本をまとめると、本棚がすっきり見えます。
出版社やシリーズごとに並べる必要はありませんが、漫画、文庫、大型本など、
サイズが近いものをまとめると整いやすくなります。
本を詰め込みすぎず余白を残す
本を隙間なく詰めると、新しい本を追加できないだけでなく、取り出しにくくなります。
一冊を無理に引っ張ると、表紙や背表紙を傷めることもあります。
少し手を入れられる程度の余白を残しましょう。
ブックエンドで本が倒れるのを防ぐ
本の数が少ない棚では、ブックエンドを使うと本が倒れにくくなります。
倒れたまま保管すると本が曲がることがあるため、できるだけまっすぐ立てましょう。
重い本には、安定感のあるブックエンドを選ぶのがおすすめです。
奥と手前の二列収納はできるだけ避ける
奥行きの深い棚では、本を前後二列に置きたくなることがあります。
しかし、奥の本が見えなくなるため、持っていることを忘れやすくなります。
二列にする場合は、奥に置く本の一覧をメモする、手前に低い本を置くなど、
見つけやすい工夫を取り入れましょう。
本以外の小物を置きすぎない
本棚に雑貨や写真を飾ると、おしゃれな印象になります。
ただし、飾りが多すぎると、ほこりがたまりやすくなり、本の出し入れもしにくくなります。
飾る場所を一段だけにするなど、掃除しやすい量に抑えましょう。
場所別・住まい別の本収納アイデア

本を収納する場所は、部屋の広さや生活スタイルに合わせて選びましょう。
見た目だけでなく、湿気、日当たり、地震対策なども考えることが大切です。
リビングはよく読む本だけを置く
リビングは家族が集まりやすく、物が増えやすい場所です。
すべての本を置くのではなく、今読んでいる本や家族で共有する本に絞りましょう。
扉付きの棚や収納ボックスを使うと、生活感も抑えられます。
デスク周りは仕事や勉強の本に絞る
デスクの近くには、現在使っている資料や参考書を優先して置きます。
過去の資料や使用頻度の低い本は、別の棚へ移動させましょう。
机の上に本を積まず、立てて収納できるファイルボックスや
ブックスタンドを使うと整いやすくなります。
寝室は背の低い本棚を選ぶ
寝室に本棚を置く場合は、圧迫感や安全性を考えて、背の低い家具を選ぶ方法があります。
ベッドの頭の近くに高い本棚や重い本を置くことは避けましょう。
寝る前に読む本だけを、小さなラックやかごにまとめるのもおすすめです。
クローゼット収納では湿気と耐荷重に注意する
クローゼットは扉を閉める時間が長いため、湿気がこもることがあります。
本を収納する場合は、定期的に扉を開けて換気し、床に直接置かないようにしましょう。
棚板や収納ケースが、本の重さに耐えられるかも確認します。
押し入れでは蓋付きケースと除湿対策を取り入れる
押し入れに本を保管する場合は、湿気やほこりから守れるケースを使う方法があります。
ただし、完全に密閉したまま長期間放置すると、内部に湿気が残ることもあります。
定期的に状態を確認し、必要に応じて空気を入れ替えましょう。
一人暮らしや狭い部屋では壁面と隙間を活用する
狭い部屋では、本棚を増やすと生活スペースが小さくなることがあります。
家具の横の隙間やデスク下など、使っていない空間を活用しましょう。
ただし、収納場所を増やしすぎると本も増えやすいため、
先に持つ量の上限を決めることが大切です。
賃貸では壁や床を傷つけない収納を選ぶ
賃貸住宅では、家具による床のへこみや壁の傷に注意が必要です。
本棚の下に保護マットを敷く、壁を傷つけにくい転倒防止用品を選ぶなど、
住まいに合った方法を取り入れましょう。
取り付け用品は、商品説明や住まいのルールを確認してから使用してください。
本棚がない場合はファイルボックスやワゴンを活用する
本棚を置くスペースがない場合は、ファイルボックスやキャスター付きワゴンが便利です。
今読んでいる本や仕事用の本など、少量の収納に向いています。
紙製の箱や段ボールは長期保管には向かないこともあるため、湿気や強度に注意しましょう。
種類別に見る本の整理・収納方法

本は種類によって、使いやすい収納方法が異なります。
サイズや読む人に合わせて収納を工夫しましょう。
漫画・コミックは巻数順に並べる
漫画はシリーズごとにまとめ、巻数順に並べると探しやすくなります。
途中の巻が抜けている場合も気づきやすくなります。
完結したシリーズと連載中のシリーズを分ける方法もおすすめです。
文庫本は高さと奥行きの合う棚にまとめる
文庫本は小さいため、奥行きの深い棚に置くとスペースが余りやすくなります。
文庫本に合った浅めの棚や、棚の奥行きを調整できる収納を選ぶと使いやすくなります。
絵本は子どもが取り出しやすく収納する
絵本は、子どもの手が届く高さに収納します。
表紙が見える収納にすると、自分で選びやすくなることがあります。
本棚の角や転倒にも注意し、年齢や部屋の状況に合った収納を選びましょう。
雑誌はファイルボックスに立てて収納する
雑誌は薄くて倒れやすいため、ファイルボックスにまとめると整いやすくなります。
年月順やテーマ別に分け、ラベルを付けると探しやすくなります。
定期購読している場合は、何か月分を残すか決めておくと増えすぎを防げます。
写真集や大型書籍は下段または平置きにする
大型本は重く、立てると本の形が崩れることがあります。
本の作りやサイズに合わせて、下段に立てるか、無理のない冊数を平置きにしましょう。
平置きする場合も、高く積みすぎないことが大切です。
教科書や参考書は使用期限を決める
教科書や参考書は、試験や学年が終わった後も残りやすい本です。
今後復習に使うか、次の学年でも必要かを確認しましょう。
必要なページだけをノートにまとめている場合は、本そのものを残す必要があるか見直せます。
仕事の本は使用頻度と業務別に分ける
仕事の本は、業務内容や使用頻度で分類します。
毎週使う本はデスクの近くへ、年に数回だけ確認する本は別の棚へ移しましょう。
業務内容が変わった場合は、古い本を定期的に見直します。
家族の本は個人用と共有用に分ける
家族で暮らしている場合は、一人ずつ収納スペースを決めると管理しやすくなります。
共有する本はリビング、個人の本は各自の部屋など、置き場所を分けましょう。
家族の本を整理するときは、本人に確認せず処分しないことが大切です。
本を安全できれいに保管する方法

本は集まるとかなりの重さになります。
本棚の使い方や設置場所を見直し、安全で本を傷めにくい環境を作りましょう。
本棚と棚板の耐荷重を確認する
本棚には、棚板一枚あたりに載せられる重さの目安があります。
見た目に余裕があっても、重い本を集中させると棚板がたわむことがあります。
購入時の説明書や商品情報を確認し、無理に詰め込まないようにしましょう。
本棚を壁に固定して転倒を防ぐ
背の高い本棚は、地震や強い衝撃で倒れる可能性があります。
住まいの状況に合わせて、転倒防止器具などを取り入れましょう。
壁への取り付けが必要な用品は、壁の材質や賃貸住宅のルールも確認してください。
高い位置に重い本を置かない
大型本や辞典などは下段に置き、上段には軽い文庫本などを収納します。
高い位置から重い本が落ちることを防ぎ、本棚の重心も安定させやすくなります。
寝室や避難経路に高い本棚を置かない
寝ている場所の近くや、玄関へ向かう通路に高い本棚を置くと、
万一の際に危険になることがあります。
家具の配置を見直し、倒れたときに出入口をふさがない場所を選びましょう。
直射日光による日焼けを防ぐ
日当たりのよい場所に本を置くと、背表紙や紙が色あせることがあります。
カーテンを使う、窓から離れた場所に本棚を置くなど、強い日差しを避ける工夫をしましょう。
湿気・カビ・虫への対策をする
本棚を壁にぴったり付けると、背面に湿気がこもることがあります。
少し隙間を空け、定期的に換気や掃除を行いましょう。
本に異変を見つけた場合は、周囲の本にも広がっていないか確認します。
本を斜めに立てたまま放置しない
本が斜めに倒れた状態が続くと、表紙やページが曲がることがあります。
ブックエンドを使うか、本の量を調整してまっすぐ収納しましょう。
定期的に本棚のほこりを掃除する
本棚は、棚板や本の上部にほこりがたまりやすい場所です。
月に一度など、無理のない頻度でほこりを取り除きましょう。
掃除のついでに、本の並びや増え方を確認すると整理も続けやすくなります。
本が増えすぎない仕組みと整理を続けるコツ

一度本棚を整理しても、購入を続ければ少しずつ本は増えていきます。
整理した状態を保つために、自分に合った小さなルールを作ってみましょう。
本棚に入る量を持つ上限にする
本を置くスペースを先に決め、その中に収まる量を上限にします。
本棚からあふれたら、新しい収納を増やす前に、今ある本を見直しましょう。
1冊買ったら1冊見直す
本を一冊購入したら、本棚から一冊を見直す方法があります。
必ず処分する必要はありませんが、最近読んでいない本を確認するきっかけになります。
購入前に似た本を持っていないか確認する
気になる本を見つけたら、すぐに買う前に、自宅に似た内容の本がないか考えてみましょう。
本棚の写真をスマートフォンに保存しておくと、外出先でも確認しやすくなります。
図書館・電子書籍・レンタルを活用する
一度だけ読みたい本や、保管する予定のない本は、図書館やレンタルを利用する方法があります。
電子書籍も活用すれば、紙の本を増やさずに読書を楽しめます。
紙で持ちたい本と、借りる本を分けて考えてみましょう。
蔵書管理アプリで所有している本を記録する
本をたくさん持っている場合は、蔵書管理アプリなどに登録する方法があります。
タイトルや読書状況を記録しておくと、重複購入を防ぎやすくなります。
アプリを使わなくても、表計算やメモ機能に記録するだけでも十分です。
未読本と読み終わった本の置き場所を分ける
未読本、読みかけの本、読み終わった本を分けて置くと、現在の読書状況がわかりやすくなります。
読み終わった本は、そのまま戻す前に、もう一度残すかどうかを考えてみましょう。
半年または1年ごとに本棚を見直す
季節の変わり目や年末など、覚えやすい時期に見直す習慣を作ります。
すべての本を出さなくても、棚を眺めて読まなくなった本を確認するだけで構いません。
本棚を増やす前に持っている本を整理する
本が入りきらなくなると、新しい本棚を買いたくなることがあります。
しかし、収納を増やすと、その分だけ本も増えやすくなります。
本棚を購入する前に、今の自分が読みたい本がどれくらいあるかを見直しましょう。
本の整理でやりがちな失敗を確認する
本の整理では、次のような失敗が起こりやすくなります。
- 最初からすべての本を出して疲れてしまう
- 収納用品を先に購入する
- 迷う本に時間をかけすぎる
- 保留の本を元の棚に戻す
- 本を無理に詰め込む
- 家族の本を勝手に処分する
- 見た目だけを優先して使いにくくする
完璧な本棚を作ろうとせず、毎日使いやすい状態を目指しましょう。
まとめ 本の整理は残したい本を選ぶことから始めよう
本を整理するときは、捨てることだけを目的にする必要はありません。
大切なのは、今の自分が読みたい本、役立てたい本、持っていると嬉しい本を選ぶことです。
まずは、本棚一段や机の上など、小さな範囲から始めてみましょう。
本を「残す・手放す・保留」に分け、使用頻度やジャンルに合わせて収納すると、
必要な本を見つけやすくなります。
また、本棚の耐荷重や転倒防止、湿気対策なども忘れずに確認しましょう。
整理後は、本棚に入る量を上限にする、図書館や電子書籍を活用するなど、
自分に合ったルールを作ることが大切です。
無理に本を減らさなくても、読みたい本を気持ちよく手に取れる状態になれば、
本の整理は十分に成功といえるでしょう。

